「習得」と「修得」の違いは?法令では「単位」は必ず修得、「技能」は両方あった

正しい読み方、つづり方

「英語を習得する」「単位を修得する」。
どちらも「しゅうとく」と読むので、書類やレポートを書くときに、どちらの字を使えばいいのか迷います。

結論を先にお伝えすると、「習得」は習って身につけること、「修得」は学業や課程を修めて身につけることです。
語学や技術のように練習して覚えるものは「習得」、大学の単位のように決められた課程を修めるものは「修得」になります。

実際の法令を数えてみると、「単位」と組み合わさるのは「修得」だけで、「習得」とは0件でした。
いっぽうで「技能」は両方の字と組み合わさっていて、法律によって字が分かれています。

この記事では、常用漢字表と法令の件数、条文をそのまま示しながら整理します。

  1. 「習得」と「修得」の違いは?結論から
  2. 漢字で見る:「習」は習う、「修」は修める
  3. 法令の数字:「修得」は1,120件、「習得」は516件
    1. 「修得」が多いのは、学校と教員免許の法令
    2. 「習得」が多いのは、職業訓練と暮らしの支えの法令
  4. 「単位」は必ず「修得」:「習得」と組む例は0件
    1. 「科目」も「修得」が中心
    2. 「履修」と「修得」は別のこと
  5. 「技能」は両方ある:「修得」290件、「習得」242件
    1. 分かれ目は「養成施設」か「職業訓練」か
    2. 技能実習法は「修得」、職業能力開発促進法は「習得」
    3. お金の名前は「習得」:技能習得手当・技能習得資金
  6. 同じ法令の中でも書き分けている
    1. 大学設置基準:学生の単位は「修得」、教職員の研修は「習得」
    2. 学校教育法:小学校・高校は「習得」、大学の単位は「修得」
    3. 1つの文に両方:「習得すべき知識及び技能を修得」
  7. 言葉を身につけるのは「習得」:日本語と手話
    1. 法令の題名に入っているのは「修得」だけ
  8. 迷ったときの使い分け
    1. 単位・科目・課程なら「修得」
    2. 語学・技術・スキルを練習して身につけるなら「習得」
    3. 資格の養成課程なら「修得」も使われる
    4. 場面ごとの例
  9. よくある質問
    1. 「習得」と「修得」は読み方が同じですか
    2. 「単位を習得」は間違いですか
    3. 「語学の修得」は間違いですか
    4. 「技術を習得」と「技術を修得」はどちらですか
    5. 「修得」と「履修」はどう違いますか
    6. 技能実習では「習得」ですか、「修得」ですか
    7. 法令ではどちらが多く使われていますか
  10. まとめ

「習得」と「修得」の違いは?結論から

  • 習得習って身につけること(例:英語の習得、手話の習得、運転技術を習得する)
  • 修得 … 学業や課程を修めて身につけること(例:単位の修得、卒業に必要な単位を修得する)

見分け方は、前の字が「習う」の「習」か、「修める」の「修」かです。
くり返し練習して覚えるなら「習得」、学校や養成施設の決められた課程を修めるなら「修得」になります。

ここから、その根拠を順に見ていきます。

漢字で見る:「習」は習う、「修」は修める

国が定めた常用漢字表で、2つの字の例の言葉を確かめました。

  • … 音:シュウ。例:習得,習慣,練習/訓:ならう。例:習う,手習い
  • … 音:シュウ。例:修飾,修養,改修/音:シュ。例:修行/訓:おさめる・おさまる。例:修める,修まる

出典:常用漢字表(平成22年内閣告示第2号)本表/2026年9月14日確認

「習」の例には、「習得」そのものが挙がっています。習慣・練習と同じく、くり返して身につける字です。
いっぽう「修」の例は修飾・修養・改修で、「修得」は例に入っていません。訓読みは「修める」。学問や課程をおさめるときの字です。

どちらも後ろは同じ「得」なので、違いを決めているのは前の字です。「習って得る」か、「修めて得る」かの違いになります。

法令の数字:「修得」は1,120件、「習得」は516件

では、実際の法令ではどう使われているのか。e-Gov法令検索で、現行の法令を横断検索しました(2026年9月14日確認)。

  • 修得 … 1,120件(231の法令)
  • 習得 … 516件(225の法令)

件数は、その言葉を含む箇所の数です

件数は「修得」が「習得」の約2倍。ただ、出てくる法令の数はほぼ同じです。
「修得」は一部の法令にまとまって出てくる言葉だということが、次の表から分かります。

「修得」が多いのは、学校と教員免許の法令

  1. 教育職員免許法施行規則 … 144件
  2. 専門職大学院設置基準 … 44件
  3. 専門職大学設置基準 … 37件
  4. 大学設置基準 … 33件
  5. 短期大学設置基準 … 33件

「修得」を含む箇所の数(附則などを含む)/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

上位は、教員免許と大学の決まりばかりです。どれも「どの科目を何単位修得すればよいか」を定めている法令です。

「習得」が多いのは、職業訓練と暮らしの支えの法令

  1. 職業能力開発促進法施行規則 … 44件
  2. 母子及び父子並びに寡婦福祉法施行令 … 33件
  3. 雇用保険法施行規則 … 23件
  4. 職業能力開発促進法・雇用保険法・船舶職員及び小型船舶操縦者法・手話に関する施策の推進に関する法律 … 各9件

「習得」を含む箇所の数(附則などを含む)/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

こちらは職業訓練、雇用保険、ひとり親家庭への支援の法令が並びます。学校の単位の話は、上位に1つもありません。

法令の件数から言葉の書き分けを確かめた話としては、「改訂」と「改定」の違いは?「作成」「作製」「制作」「製作」の違いは?もあわせてご覧ください。

「単位」は必ず「修得」:「習得」と組む例は0件

2つの字の分かれ目がいちばんはっきり出たのが、「単位」です。

  • 「修得」を含む1,120件のうち、同じ文に「単位」がある … 505件(約45%)
  • 「習得」を含む516件のうち、同じ文に「単位」がある … 0件

e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

「修得」の半分近くは単位の話で、「単位を習得」という書き方は、現行の法令に1つもありません
大学の卒業の要件も、次のように「修得」で書かれています。

卒業の要件は、百二十四単位以上を修得することのほか、大学が定めることとする。

出典:大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)第32条第1項(卒業の要件)/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

学校教育法も、第88条で「一定の単位を修得した者」と書いています。
大学の単位や卒業要件の話なら、法令と同じく「修得」を選べば間違いありません。

「科目」も「修得」が中心

単位と並んでよく出てくる「科目」も数えました。

  • 「修得」を含む文のうち「科目」がある … 397件
  • 「習得」を含む文のうち「科目」がある … 24件

e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

授業科目を修めて単位を得る、という学校の言い回しは、ほぼ「修得」で書かれています。

「履修」と「修得」は別のこと

大学の書類でよく並ぶのが「履修」です(法令では672件)。大学設置基準の第28条は、2つを次のように使い分けています。

…学生が大学の定めるところにより他の大学、専門職大学又は短期大学において履修した授業科目について修得した単位を、六十単位を超えない範囲で当該大学における授業科目の履修により修得したものとみなすことができる。

出典:大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)第28条の一部/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

「授業科目を履修して、単位を修得する」。
履修は授業を受けること、修得はその結果として単位を得ることです。授業を受けても、単位を修得できないことはあります。

「技能」は両方ある:「修得」290件、「習得」242件

「修得は学問、習得は技術や技能」と説明されることがよくあります。
ところが法令では、「技能」は両方の字と組み合わさっていました

  • 「技能」のすぐ後に「修得」が続く箇所 … 290件(「知識及び技能を修得」は193件)
  • 「技能」のすぐ後に「習得」が続く箇所 … 242件(「知識及び技能を習得」は74件)

「技能を修得」「技能の習得」「技能等の修得」のように、「技能」の後6文字以内に続くものを数えた/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

件数だけ見ると、技能は「修得」のほうがむしろ多いくらいです。
「技能だから習得」とは、法令では決まっていません。

分かれ目は「養成施設」か「職業訓練」か

では、何で分かれているのか。技能と組み合わさった箇所に、同じ文の中でどんな言葉が出てくるかを数えました。

  • 技能を「修得」(290件)… 養成 133件、指定 112件、学校 109件
  • 技能を「習得」(242件)… 訓練 52件、手当 50件、職業 42件、就職 37件、資金 36件

e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

「修得」のほうは、養成施設・指定学校の話です。介護福祉士やあん摩マッサージ指圧師などの資格を取るために、国が指定した学校や養成施設で決められた課程を修める場面です。

…法第四十条第二項第五号に規定する学校又は養成施設において一月以上介護福祉士として必要な知識及び技能を修得したもの

出典:社会福祉士及び介護福祉士法施行規則(昭和62年厚生省令第49号)第21条の一部/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

いっぽう「習得」のほうは、仕事に就くための職業訓練と、その間の暮らしを支える手当や資金の話です。
同じ「技能」でも、資格の課程を修めるなら「修得」、仕事のために訓練で身につけるなら「習得」という分かれ方になっています。

分野によって字が分かれていた話としては、「生育」と「成育」の違いは?もあわせてご覧ください。

技能実習法は「修得」、職業能力開発促進法は「習得」

この分かれ方がいちばんよく見えるのが、働く人の技能を扱う2つの法律です。

技能実習は、技能等の適正な修得、習熟又は熟達(以下「修得等」という。)のために整備され、かつ、技能実習生が技能実習に専念できるようにその保護を図る体制が確立された環境で行われなければならない。

出典:外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律(平成28年法律第89号)第3条第1項(基本理念)/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

技能実習の法律は、技能を身につけることを「修得」と書き、しかも「修得、習熟又は熟達」をまとめて「修得等」と呼んでいます。本則では「修得」が13回、「習得」は0回でした。

国及び都道府県は、労働者が段階的かつ体系的に職業に必要な技能及びこれに関する知識を習得することができるように、次の各号に掲げる施設を第十六条に定めるところにより設置して、当該施設の区分に応じ当該各号に規定する職業訓練を行うものとする。

出典:職業能力開発促進法(昭和44年法律第64号)第15条の7第1項の一部/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

こちらは職業訓練の法律で、同じ「職業に必要な技能」を「習得」と書いています。本則では「習得」が11回、「修得」は0回です。

どちらも働く人が技能を身につけるための法律ですが、1つの法律の中では字がそろっていて、法律どうしで字が分かれています。
技能実習は、計画に沿って技能を修めていく制度として書かれている、と読むことができます。

お金の名前は「習得」:技能習得手当・技能習得資金

職業訓練を支える制度の名前にも、「習得」が入っています。

技能習得手当は、受給資格者が公共職業安定所長の指示した公共職業訓練等を受ける場合に、その公共職業訓練等を受ける期間について支給する。

出典:雇用保険法(昭和49年法律第116号)第36条第1項/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

雇用保険の「技能習得手当」は、雇用保険の受給資格者が、公共職業安定所長の指示した公共職業訓練などを受ける期間に支給される手当です。雇用保険法の本則は「習得」が7回、「修得」は0回でした。

ひとり親家庭への貸付けにも、「母子技能習得資金」「父子技能習得資金」「寡婦技能習得資金」があります(母子及び父子並びに寡婦福祉法施行令 第7条など)。この政令の本則は「習得」が74回、「修得」は0回です。

  • 「習得手当」 … 44件 / 「修得手当」 … 0件
  • 「習得資金」 … 7件 / 「修得資金」 … 0件
  • 「習得コース」 … 15件(職業能力開発促進法施行規則)

e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

手当や資金、訓練のコースの名前は、すべて「習得」でした。

同じ法令の中でも書き分けている

1つの法令の中で、2つの字をきちんと使い分けている例もあります。

大学設置基準:学生の単位は「修得」、教職員の研修は「習得」

大学設置基準の本則では、「修得」が60回、「習得」は1回だけでした。その1回が、次の条文です。

大学は、当該大学の教育研究活動等の適切かつ効果的な運営を図るため、その教員及び事務職員等に必要な知識及び技能を習得させ、並びにその能力及び資質を向上させるための研修…の機会を設けることその他必要な取組を行うものとする。

出典:大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)第11条第1項(組織的な研修等)の一部/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

学生が単位を得るのは「修得」。教員や事務職員が研修で知識や技能を身につけるのは「習得」。
同じ大学の決まりの中で、課程を修めるのか、研修で身につけるのかによって字が分かれています。

学校教育法:小学校・高校は「習得」、大学の単位は「修得」

学校教育法の本則は、「修得」が10回、「習得」が3回です。
「習得」の3回は、次のように小学校・高等学校・中等教育学校の教育の目標を定めた条文にありました。

前項の場合においては、生涯にわたり学習する基盤が培われるよう、基礎的な知識及び技能を習得させるとともに、…

出典:学校教育法(昭和22年法律第26号)第30条第2項の一部(小学校)/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

高等学校(第51条第2号)と中等教育学校(第64条第2号)も、「専門的な知識、技術及び技能を習得させること」と書いています。
いっぽう「修得」は、第88条の「一定の単位を修得した者」のように、大学の単位の話で使われていました。

小学校や高校で知識や技能を身につけるのは「習得」、大学で単位を得るのは「修得」。
学校の話なら何でも「修得」というわけではありません。

1つの文に両方:「習得すべき知識及び技能を修得」

さらに、1つの文の中に両方の字が入っている例もありました。

医師等の評価において、受講者が習得すべき知識及び技能を修得したと認められるまで実施

出典:社会福祉士及び介護福祉士法施行規則(昭和62年厚生省令第49号)別表第三 第2号/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

たんの吸引などの研修について定めた表の一文です。
身につけるべき中身は「習得すべき知識及び技能」、それを研修で身につけたと認められることは「修得した」。
e-Gov法令検索で「修得」を含む箇所を調べると、同じ文に「習得」も入っていたのは、この1か所でした。

法令の決まりと実際の条文の書き方を比べた話としては、「規定」と「規程」の違いは?もあわせてご覧ください。

言葉を身につけるのは「習得」:日本語と手話

言葉を身につける場面は、法令でも「習得」です。

この法律において「日本語教育」とは、外国人等が日本語を習得するために行われる教育その他の活動(外国人等に対して行われる日本語の普及を図るための活動を含む。)をいう。

出典:日本語教育の推進に関する法律(令和元年法律第48号)第2条第2項/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

令和7年にできた手話の法律も、第1条で「手話の習得及び使用に関する施策」と書いています(手話に関する施策の推進に関する法律・令和7年法律第78号)。

  • 日本語教育の推進に関する法律 … 習得 8回/修得 0回
  • 手話に関する施策の推進に関する法律 … 習得 14回/修得 0回

それぞれの法律の全文で数えたもの/e-Gov法令検索にて2026年9月14日確認

法令全体でも、「日本語」と組み合わさった言い回しは「習得」13件・「修得」0件、「手話」は「習得」8件・「修得」0件でした。
語学を身につけるなら「習得」。常用漢字表で「習」の例に「習得」が挙がっているのとも合います。

法令の題名に入っているのは「修得」だけ

法令の名前(題名)に、それぞれの字が入っているものも数えました(2026年9月14日確認)。

  • 題名に「修得」を含む法令 … 2本
  • 題名に「習得」を含む法令 … 0本

e-Gov法令検索の法令一覧から、題名に含む文字で数えたもの

2本は、医学生・歯学生が臨床実習を始める前に受ける試験を定めた省令です(令和4年厚生労働省令第153号、令和5年厚生労働省令第138号)。
題名は「…大学において医学を専攻する学生が臨床実習を開始する前に修得すべき知識及び技能を具有しているかどうかを評価するために大学が共用する試験を定める省令」。
ここでも、大学の課程で身につけるものは「修得」で書かれています。

迷ったときの使い分け

単位・科目・課程なら「修得」

大学の単位、授業科目、教職課程のように、学校の決められた課程を修めて得るものは「修得」です。
法令でも「修得」の約45%が単位の話で、「単位を習得」は0件でした。

語学・技術・スキルを練習して身につけるなら「習得」

外国語、手話、パソコンの操作、運転の技術、仕事のスキルのように、習って、練習して身につけるものは「習得」です。
法令でも、日本語と手話は「習得」だけ、職業訓練や技能習得手当も「習得」でした。

資格の養成課程なら「修得」も使われる

介護福祉士などの養成施設で、決められた課程として知識や技能を身につける場面では、法令は「修得」を使っています。
技能だから必ず「習得」、というわけではない点に注意が必要です。

場面ごとの例

  • 修得 … 単位を修得する/卒業に必要な単位の修得/教職課程の科目を修得する/養成施設で必要な知識及び技能を修得する
  • 習得 … 英語を習得する/手話を習得する/プログラミングを習得する/職業訓練で技能を習得する/技能習得手当

迷ったら、「学校や養成施設の課程を修めた結果か」を考えます。課程を修めて単位や修了を得るなら「修得」、それ以外で習って身につけるなら「習得」です。

法令の件数から言葉の書き分けを確かめた話としては、「車両」と「車輌」の違いは?もあわせてご覧ください。「車両」5,383件に対し、「車輛」は13件、「車輌」は3件でした。

よくある質問

「習得」と「修得」は読み方が同じですか

はい、どちらも「しゅうとく」です。

「単位を習得」は間違いですか

大学の単位は「修得」と書くのが一般的です。現行の法令では、「修得」を含む1,120件のうち505件に「単位」が出てきますが、「習得」と「単位」が同じ文に出てくる例は0件でした。大学設置基準も「百二十四単位以上を修得すること」と書いています。

「語学の修得」は間違いですか

語学は、習って身につけるものなので「習得」が自然です。法令でも、「日本語」と組み合わさった言い回しは「習得」13件・「修得」0件でした。常用漢字表でも、「習」の例に「習得」が挙がっています。

「技術を習得」と「技術を修得」はどちらですか

練習して身につける技術なら「習得」が一般的です。ただ、法令では「技術」と組み合わさった言い回しが「習得」41件・「修得」31件と両方あり、資格の養成課程などでは「修得」も使われています。

「修得」と「履修」はどう違いますか

履修は授業を受けること、修得は単位を得ることです。大学設置基準も「履修した授業科目について修得した単位」のように、2つを分けて書いています。

技能実習では「習得」ですか、「修得」ですか

技能実習の法律は「修得」です。第3条で「技能等の適正な修得、習熟又は熟達」をまとめて「修得等」と呼び、本則に「習得」は1回も出てきません。いっぽう、職業訓練の法律(職業能力開発促進法)は「習得」で書かれています。

法令ではどちらが多く使われていますか

現行の法令では「修得」が1,120件、「習得」が516件です。ただ、「修得」の約45%は単位の話で、教員免許や大学の決まりに集まっています。「習得」は職業訓練、雇用保険、ひとり親家庭への支援、日本語教育、手話などの法令に広く出てきます。

まとめ

「習得」は習って身につけること、「修得」は学業や課程を修めて身につけることです。
常用漢字表でも、「習」の例に「習得」が挙がっています。

法令では「修得」が1,120件、「習得」が516件。「単位」と組み合わさるのは「修得」だけで、「習得」とは0件でした。
いっぽう「技能」は両方あり、養成施設の課程なら「修得」、職業訓練や技能習得手当なら「習得」と、場面によって字が分かれていました。

単位や課程なら「修得」、語学や技術を練習して身につけるなら「習得」と覚えておけば、法令と同じ書き方になります。

タイトルとURLをコピーしました